建物と外構と植栽による大きな敷地の分節
サツマイモ畑と住宅が混在する一帯にある敷地は幅17mに対して奥行が59mもあり、奥行が深い。1階LDK部分は細長い形状として敷地に沿って置き、それと直行するように2階の寝室のボリュームを乗せた。それにキャノピーやガレージの屋根、隣地からの視線を遮る木塀が奥行方向に沿って取り付く。奥行と直行する方向には2列の生垣を配して、奥行方向を緩く区切る。建物だけではなく、付随する外構や植栽によって大きな敷地を分節し、内部と外部が様々な関係をもつ環境が生まれるようにした。