ヴェネツィア市街を見て回る1日。ヴェネツィア・メストレ駅近くのホテルを出発。リベルタ橋を渡ってヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅。
駅前広場正面の水上バス乗り場。
乗船。ヴィエンナーレの会場に向かう。
隣に座った老人に話しかけられる。絵描きさんのようで、しかも日本の浮世絵に興味があるとのことで、北斎や広重に描かれている蓑笠はどのように作られているのか尋ねられる。このお年でなお異文化に好奇心が持てることに尊敬してしまう。本当のヴェネツィアはムラーノ島、ブラーノ島、トルチェッロ島のことだよ、と教わる。
船から降りて散策を開始。
街路を跨いで洗濯物が干されている。向かいの建物の壁面に滑車を設置してロープを渡し、こちらの窓からロープを送りながら洗濯物を干すという仕組み。間口の狭い建物ではなかなか洗濯物を干す幅が確保できないため、街路の上空を利用してしまおうという発想はとても合理的。街路の幅、建物の高さなどの都市的なスケールに対して、そこで暮らす人が入っていけてしまうのはとても豊かなことだと感じる。
屋根に降った雨は竪樋で集めて建物内に取り込み、生活用水として利用している。
シャッターチャンスしかない街。
ヴェネツィア ヴィエンナーレ会場は全て閉鎖。少しは見られる建物もあるかと期待していたから残念。
歩いてサン・マルコ広場へ。
広場に面したオリベッティのショールーム。月曜のため、ここも閉館。
リアルト橋。
ゴンドラとボーダーシャツとため息橋。これ以上ヴェネツィアなことってない。
ヴェネツィアでの禁止事項。川べりで飲み食い禁止なんて、うっかりするとやってしまいそう。