ラ・トゥーレットの僧坊で6:30起床。外に出て朝日を浴びる修道院を見る。修道院南側の丘の景色が素晴らしいことを知る。

木漏れ日を浴びる鐘楼
朝食はシリアル、牛乳、フルーツといった簡単なもの。食後、喉のあたりを触ると腫れ上がっていることに気がつく。顔の形が変わるほどの酷さだったため、相当焦る。病院へ行くことも頭をよぎったが、少し様子を見ることにした。今日中にマルセイユに行かなくてはならないからだ。L’Arbresle駅からバスでリヨンに戻る。
リヨンに到着する頃には顎の腫れも治まってきたので胸を撫で下ろす。夕方のマルセイユへの列車までの時間が空いたので、妻と別行動でローヌ川とソーヌ川の合流地点にできた、コープ・ヒンメルブラウ設計のコンフリュアンス博物館を見に行く。
外観。ガラスとコンクリートのファサード。
2007年竣工というから、それから10年ほど経っている。
エントランスホールで適当にチケットを買う。
ガラス屋根の一部が上から指で押されたように建物内部に落ち込んで着地している。ガラス屋根の荷重を床に伝える以上に、単純にこういうことがやりたかったのだと思う。
ユーゴ・プラットという、イタリア出身の漫画家の大規模な個展が開かれていた。読み込めばかなり面白そう。時間がないのが残念だ。
南に向くと右からソーヌ川、左からローヌ川。
展示をざっと見終えて上階からスロープで下る。
ガラスパネルを支持するのは繊細なスチール部材、その内側の鉄骨梁とはロッドで繋がれている。
外に出てピロティの下を川の合流地点へ向けて歩く。
南側の地上部分はほとんど機能がなく、水盤とカフェがあるくらい。
空調や換気のためのパネルは全て軒天に設けて外壁側へ出てこないようにしている。
上階の博物館本体のボリュームに対して着地している部分が極端に小さく見える。カニのような甲殻類の生物をイメージさせる建物。
パネルの精度が凄まじく、曲面をつくるポリゴンはCGに見えてくる。
妻と落ち合ってLyon Part-Dieu駅からマルセイユ駅へのTGVに乗る。
マルセイユは10年前訪れたときとはまるで変わっていて、おしゃれで小綺麗な街に変貌していた。
マルセイユの本拠地のスタジアムも出来ていた。
ユニテ・ダビタシオンに到着。遅くなってしまったので、明日ゆっくり見ることにする。